Hさんの意見

2020年2月10日(月)

さっそく著書をお送りいただき大変ありがとうございました。

とても気持ちのいい本でした。問題意識を実直に追及することに感動しました。そして日本語の原点に戻って考えを整理することに新鮮さを感じます。
地域を基盤にヒトが協働生活を持続する生き方が神道(カミのミチ)であるとして、仏も共にあるとする考え方に共感します。私は今、70戸の小野で、お寺と神社の総代をしていますが、素直な気持ちで神社をみることができそうです。

私の問題意識は「個人の生活感の豊かさが本質価値である」ということです。大成建設にいる間は、都市を良くしようと考えていました。今は中山間地の里山生活の豊かさが都市の豊かさを超えていることを感じています。そしてどうしたら都市を豊かにできるのかが今の関心事です。都市計画分野では20世紀初頭にハワードが都市と農村の結婚と称して「田園都市論」を展開しましたが、今私は21世紀の農村と都市の結婚を夢見ています。

個人の生活感の豊かさについて書いたものをお送りしますので、ご笑納ください。

2020年2月23日(日)

今、貴メールを読みました。

二度にわたって丁寧なメール、ありがとうございます。
まず、「神道新論」に対する私の理解が間違っていなかったというご指摘に安堵しています。

また、農村と都市の関係を持つ貴殿のライフスタイルの様子を伺って、いいなあと思いました。本質価値を追求する姿勢が出口をきっと見出してくれると思います。ありがとうございます。