没落を生きる

 非西洋にあってはじめて近代化、つまりは資本主義化した日本は、いま没落の過程にある。この問題を、日本という固有性に係わる問題と、資本主義の終焉という普遍的な問題の、その双方からこれを深め、つぎの段階を開くためになしうることをしたい。

 それが青空学園の初心であり、いままさに時代の要請である。これまで青空学園のいくつかのところで書いてきたことをここにそろえ、根なし草近代を越えるための言葉を紡ぐ場としたい。